ゲームマーケット2014秋でした

予告通りゲームマーケット2014秋に行ったので、それについて。

入手したゲームを入手順に。

1.落水邸物語
ゲームフィールドさん。
トリックテイキング。なんだけど、すべての手札をプレイ順を予測して置き切ってからトリックテイキングを処理する。高度に訓練されたプレイヤーでないと楽しめないことうけあいのゲーム。過去に販売されたのだけれどいかんせん少部数のみの流通でおわったのだけれど、今回は製品として販売されました。ひゃっほう。

開場と同時一目散にゲームフィールドに向かって入手。うれしかったなぁー。予約してなかったゲームはこれだけだったのでこの時点でゲームマーケットは終わったと言っても過言ではない(過言)。

2.ラノベレーベル
しみず企画さん。
ライトノベル出版社となりもっとも部数を稼いだプレイヤーの勝利。カタログを見た時から気になって気になって仕方がなかったのに、待てど暮らせどカタログ以上の情報がなくやきもきしてたのですが、11月になると追加情報やら予約開始になってひとあんしんでした(どうでもいい報告)。
ルールとしては「モダンアート」と「フリンケピンケ」を簡単にしたような内容。手番ごとに流行を作って、作家に書かせる。で、ゲーム終了時に流行ごとに発行部数が決まって決算。アニメ化すると流行ブーストがかかったり、作家に得意分野があったり、パクリ作家だったり、ラッキースケベだったりと紹介文がむちゃくちゃで面白いです。
これも「知ってる人」で遊ぶと面白いと思われ。

3.ドルフィンブレード
大好きです、桜刻館さん。
ついに薄い本がつきました。

4.精霊回路ドライヴ
コップレジェンドさん。
ウノ+キャラクターバトル、なんかな。捨て札が攻撃力となり、敵を撃破するとレベルが上がって、最後にボスバトルがあって、その勝利を目指す。
コア部分は間違いなくウノなんだけど(サークル紹介文にもそう書いてある。自覚的)カードをまとめて出せるとか、結果がキャラクターに返ってきたりとか、いろいろと搭載したゲーム。作りたいもの、やりたいこと、めざしたい約束の地はすっげぇよくわかる。タイトルからしてパーフェクトにデザインが行き届いているのだけれど、ウノ。
今後もこの方向で試行錯誤を続けられることを期待しています。魂はあってる。俺と。

5.ポストカードゲーム
今回の企画ゲーム。買ったのは3つ。
 ・ダイスターウォーズ
  ゾック神社さん。サイコロ投げ込みゲーム。ルール説明冒頭の「サイコロニウム」がすてき。

 ・セイルトゥジパング
  OKAZUbrandさん。あの傑作「セイルトゥインディア」のルール説明まんがで(俺内)おなじみのニャンリケ王子のゲーム。
  ルールを何度か読みましたが、さっぱり理解できない件について。誰かに説明してもらおう。

 ・CITIZEN
  日の土建屋さん。雰囲気が黒い。「権力の座に手をかける」ってのがメイン。ほんとに手をかける。
  ルール説明がハガキ表、盤面が裏というのはしかたないのだけれど、これは2枚買えばよかった。プレイ中にルールを確認したくなると思うんだよなぁ。

 ・BOMBER DICE
  おなじく日の土建屋さん。サイコロ置きパズル。
  ルールが読みづらい……。前述と異なり、裏面にルールとフィールドすべてが揃っているのがいいです。安心。


以下、試遊できたゲームについて。

1.一撃ヒーローズ
ボドゲイムさん。
ヒーローとなり、かっこいい必殺技を決めて敵を倒すのだ!
ぶっちゃけ神経衰弱。「ミサイル」とか「ラブ」とかの技名タイルをめくる前に「アルティメット」「スーパー」「ファイナル」とか書かれた技名前置詞タイルをめくってかっこいい技名を完成させる。長い技名ほど攻撃力が高い。なかに「スカ」タイルがあってこれをめくると不発で手番終了。
めくりながら叫ぶのが最高に愉しい。ゲームマーケット会場だとどれだけ叫んでも問題ないのも愉しい理由の1つ。

2.お蜜柑様

俺内今回のゲームマーケット一番頭おかしいゲーム。これ作った奴最高にアホ(ほめ言葉)。
https://www.youtube.com/watch?v=-9UzOJKHNBE
ルール説明はめんどいので動画を。

フリーゼの「三戒」、バカファイアパーティの「オワコン」みたいな得点条件秘匿ゲームなんだけど、それら2つが雰囲気づくりに砕心しているのと対照的に、このお蜜柑様はそんなの気にしない。「三戒」と同じ宗教がモチーフ(?)なんだけどどうしてこうなった。
辛気臭い雰囲気やら他人のカードを見抜こうとする下心なんてものはお蜜柑様の前で価値がないのです。自由に遊べてしまうのはこの「お蜜柑様」というわけのわからんタイトルの下に人は強烈な自由、解放感を感じてしまうからでしょう。
売り切れ、だった、ということは、買った人がいるのだ! 探せ!

3.アサンテ
グループSNE発売の2人用ゲーム。すっとんきょうな同人ゲームばっかり遊んできたので、この普通さがいとおしい。
売ったり買ったりして60金を稼いだら勝利。この売買はカードに制限される。なのに売買カードより特殊能力カードのほうが多い(んじゃないあかな。特殊能力とは一体、という深遠な疑問を我々に投げかける)。

以上かな。

最後に。
ゲームマーケット大賞とかいいねカードを批判する連中の意見の根底に「気に入らない」以外を見つけられない。具体的にいうと好きでやってることを評価されるのが「気に入らない」以外の動機が見当たらない。
なんだそれ。

ではまた。