はてなに旗を立てる。

いろいろ考えた結果、今日からはてなでも日記を書くことにしました。
主に読書についてかければいいなと思っております。あとはてなの使い方を勉強。

何を書けばいいのかわからないから書評を主に。長いのを書く予定。
まずは三雲岳斗の新刊「ストライク・ザ・ブラッド」(4)。


ぶっちゃけて言えば三雲版「カンピオーネ!」なんですよ、これ。
主人公が最強なのはライトノベルではよくあることですが、この主人公は吸血鬼、それも「第四神祖」と呼ばれる伝説の吸血鬼なのです。もう中二力が疼いて「静まれっ……」といいたくなる言葉の羅列です。
四巻でもまだまだシリーズ序盤のため、登場人物たちが設定を思わせぶりなセリフばかりが続きます。それに耐えられるかが、分水嶺のようにおもいます。「そうか、なるほど……!」などがしょっちゅう出てきますよ。これはライトノベル以外にもよくつかわれる主人公と読者の情報量が同じことの演出ですから致し方ないでしょう。

今回は幼馴染の女の子が主人公、古城(こじょう)のもとを訪れるところから物語が始まります。この幼馴染がお約束展開ではあるのですが、もはや形式美の範疇でしょう。とはいえ、この主人公の周りに世界有数の人材ばかりが集まるのはなにか説明が欲しいところです。主人公以外が有能すぎて読むのが辛い。いくら読者は無能だとしても。「彼氏彼女の事情」を思い出させるところです。

そのあとは設定の裏を書く魔術バトルに発展して、シリーズ初の続く、で終わります。
三雲なのでもうほとんどの設定が決まっていて、後付まであるのだろうと安心感はありますが、結構どうしようもない終わり方なので次が楽しみです。意外とあっけらかんと始まるのかもしれませんが。
とはいえ、個人的にヒロインがやったらすねて同じセリフを繰り返す場面が好きなのですが、それがなかったので不満が残りました。ラブコメ分に期待して読んでるんですけど少数派なんでしょうか。