五匹の子豚。

ボードゲーム会「ミスボド」第5回(第5回「ミスボド」レポート - 雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜)に参加したので、それについて。一ヶ月くらいエントリを書かないなんて。時間なんてすぐですな。

当日は朝からあいにくの空模様。会場最寄の蒲田駅に着くと雨が降り出したところだった。地面の斑点模様が見ている間に濡れきり、本降りになっていく。ボードゲームと雨は相性が悪いなぁ、と足早に会場に向かった次第。夏だ。

以下、プレイしたゲームについてなど。

・ハイパーロボット
何人でもプレイできるパズルゲーム。自分はこれが苦手で、考え方というよりは脳のどこを使えばいいのかもわからない。なんとか1問は答えが出せた。プレイヤーからはひらめき勝負、と言われてましたが、求める結果から逆算して障害を解決する思考法が必要なのだろう。

・マンマミーア
やっぱり何回プレイしてもルールを間違ってるように思う。細かいところで処理の仕方が人によって違うのだろう。機会があるなら大勢で混乱しながらプレイしたい。

トーレス
ああ、トーレスよ、汝は緑也! と言ったか言わないか。今プレイすると直線的なゲームだ。つまり勝ち筋は多くない。
4人プレイで数点差に全員が固まったまま終盤を迎えて、1点差で2位だったはず。とはいえ、このゲームは結果よりもボード上に作り上げられる城が見所。この気持ちはアナログゲームでしか楽しめない。

・新エリュシス遊び
数学パズルゲームの一種で、親が考えたルールを子が当てるトランプゲーム。今回は簡単なルールだった。次回までにルールを考えて供える予定。その意味では「惨劇ルーパー」に近いのかもしれない。

・密室りょう魂
中国のボードゲーム。初プレイ。そして今回の白眉。

ゲーム内容をざっと紹介すると。
プレイヤーは毒を飲まされ、12の部屋からなる館に閉じ込められる。なぜだ。説明はない。またこの館には爆弾が仕掛けられており、一定時間後に爆発する。なぜだ。やはり説明はない。
ゲームの目的は解毒を行い、爆弾を解除し、12の部屋のうちから脱出できる部屋をみつけること。ただし閉じ込められた人人のうちに裏切り者がいて、それを阻止しようとする。この絶望的な状況から脱出を果たせるのか。

前述の通りプレイヤーが脱出のために果たすべき事柄は多い。厳密には爆弾の解除はしなくても問題はないのだが、解除すればゲーム終了が1ターンのびる。ゲーム中の行動がかなり制限されており、1ターン増えるだけでも成功率は格段に上がると思えた。

全員で協力しながら進めていったのだが、裏切り者のせいで爆弾の解除に失敗する。私は情報収集に時間をかけてしまい解毒に間に合わなくなってしまった。そのため裏切り者が施錠した部屋を開錠して、他のプレイヤーの脱出のため最終ターンを使用する展開に。また脱出部屋の情報が不足し、最後には完全な二択となった。この二択となってしまったことがわかってしまった瞬間がもっとも面白かった。偶然の展開の妙とはいえ、あまりに劇的にすぎる。
最終的にはその二択に成功し5人中2人がみごと脱出に成功した。そして私は爆発炎上する館と運命を共にすることとなった……。

インシテミル」「月見月理解の探偵殺人」の世界を髣髴とさせる、ミステリ魂を揺さぶられるボードゲーム。いやはや面白かった。


ゲーム会終了後はいつもどおりの飲み会に。いろいろ話を聞かせていただいたが「完璧なプエルトリコ」の話が面白かった。その気持ちはよーくわかる。
次回「六枚のとんかつ」も参加したいものです。はたしていつまでタイトルネタが続くのか。