あなたは文化力を消費してドイツ語を習得してもよい。

日独協会のボードゲーム交流会(日独協会 Japanisch-Deutsche Gesellschaft)に参加したよ! そのレポート。

知人2人と参加。場所が信濃町というだけでドキドキなのですが(ネットクズ)、待ち合わせの時刻に信濃町駅改札を出ると、やたら人が多い。それもホワイトシャツにスラックスの仕事帰りのような姿の人が多く、それぞれが待ち合わせのよう。「青年部か?」と思い早速ドキドキしました(あらためてネットクズ)。その後は合流して作家のはなしなどをしながら現地に向かった次第。19:00開始のところ、少し遅れて到着。すでに「カタン」卓と「コヨーテ」卓が立っているのを目の当たりに。この時間から6人で「カタン」。そんな時間配分で大丈夫か? あと入ってすぐに「ミステリーズ!」のドイツミステリ特集号が置いてあってミスオタ歓喜。「ミステリーズ!」では、毎号NHKドイツ語講座に出演中のマライさんがドイツミステリーを紹介されているのですよ。ドイツミステリの「犯罪」は昨年の「このミス」海外部門で2位と注目どころ。訳者の酒寄進一さんは来月講演会もあるそうです。http://www.jdg.or.jp/event/03seminar/seminar_52/20121005j.html

以下、プレイしたゲームの感想など。

・頭脳絶好調
絶不調? いつもどおりの頭脳でした。なんというか満遍なく点を取っていって、最後に一気に終わらせるほうがいいのかな、と思ったり。カード版は未プレイなので、そちらへの期待が高まります。

・早く置いて!
クニツィア御大デザインの低年齢向けゲーム。ドイツ国内での幼児向け番組キャラクター「マウス」をあしらったタイルをめくっていち早く絵を完成させるゲーム。だから「早く置いて!」なんだろう。
正直、低年齢層向けにしてもこれはないなぁ、と思う。知人と話していたら「クニツィアの幼児向けは、あまりにも幼児を見くびっている」との言葉に深くうなづいた次第。ファミ通で言うところの「ファンなら」。

・スプリングフィーバー
ドイツの方と初めてのボードゲームがこれになりました。

点数計算やら、ほめ言葉やら、ゲーム中の言葉なんぞのドイツ語を教えていただきながらのプレイ。そっちのほうが面白かった。やっぱり言葉はしゃべらないと覚えないよね。語学を学ぶようになって思うのだけれど、よくある「スシ、ゲイシャ」ていどでもしゃべろうとする気概というのは相手の文化への興味というか、おもしろがりから来る純粋な気持ちなんだと思う。英語の授業なんかももちっと適当でいいんじゃないかな。単語だけ知ってりゃ何とかなるって気がする。逆も然りで語彙がないとどうしようもないのだけれど。

ゲームはやたらマイナス点カードを集めてしまったものの、終盤になすりつけて+3点まで復帰して終了。席順に問題があったと言いたい。

・原始のカルカソンヌ
名作「カルカソンヌ」2作目にして不遇のゲーム。これの発売前年のドイツゲーム大賞受賞でコマ制作に融通がきくようになったのでしょうか。ミープルが片手を上げたようなデザインになっていて印象的でした。ゲームの感想としては帰宅してからiPodカルカソンヌをプレイしなおしました。これで判れ、な!


独学でドイツ語を学び始めて一年くらいかな。ヒアリングはさっぱりだけれど、まったく知らないよりは楽しめた。あと用意されていたお菓子が100%日本製だったので、次回に期待したいのです。

リンク:日独協会ゲーム交流会に参加してきましたよ - 雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

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