酢の物の問題。

怖い部屋の謎

今月も無事ボードゲーム会『ミスボド』に参加できました。よかったよかった。ヨカッタ山の大噴火。
当日までにセットリストを作ってしまうくらいに楽しみで仕方がなかったボードゲーム会。このブログを見て先月分の感想文を書き忘れていたことに気づきました。いつもなら記憶の熱いうちに書くのになぜだ。ミスボドのことならなんだっておぼえてますけれども。……煙草の本数も、唇を舐めた回数も、あたしが爪を立てた場所も。

というわけで、プレイしたゲームリストと小学生並みの感想をば。しばしのお時間お付き合いください。

・ペンギンパーティ
最初のゲーム。古代クニツィアの新しいゲームとは「さるやま」のことです。わかりづらいですね。
4人で規定の4ラウンドをプレイ。初プレイの人もいたのですが、さすが高度に訓練されたボードゲーマー、あっというまにこのゲームの面白いところを把握されていました。把握できるペンギンパーティが優れているのかもしれません。
あと神保町の書泉に元となった「ペンギン」が棚にあったのを見かけました。好事家の方はぜひ。

・ヴォーパルス
国家百年の興亡を描く壮大なボードゲーム。「シヴィライゼーション」」とは違って1時間程度のゲームです。カードドラフトが最近のお気に入りシステムなので、ミスボドに行くと必ずプレイしていますね。自分は所有していませんが、誰かが必ず持ち込まれているので、それを無駄にしないためにも毎回プレイしたいものです。
最初の2ラウンド50年は完璧なプレイでしたが、残り2ラウンドはまったく点数が稼げませんでした。おそらく後を継いだ王が無能王だったのでしょう。後世の歴史家はそう語るのでした。

・ギフトトラップ
自分の欲しいプレゼントを当ててもらい、相手の欲しいプレゼントを当てるゲーム。季節柄最適でしょう。気になるあの娘の欲しい物をそれとなく聞きだせるチャンス! 男ばかりでした。プレゼントに「完璧な男性」があったりしましたが私は元気です。その「完璧な男性」のカード写真が下着姿のアラブ系のおっさんがアイロンをかけている何故の写真だった記憶があります。果たして実際の画像はどんなのだったのでしょうか。記憶が曖昧です。
みんなにうな重をプレゼントされ、体重10キログラムマイナスクーポンをかき集めて手番が一周する前に華麗に勝利を決めました。みんなわたしのことをよくおわかりで。ご飯もういっぱいどうですか。おかわり。

アクワイア
いま半世紀の時を超えて遊ばれるボードゲーム。今回はその3M版を使えるという僥倖に恵まれました。タイルも綺麗。というとまるで汚いタイルの「アクワイア」があるようですね。実際あるのですが。怖い話ですのでこれについてはここまでで。
高度に訓練されていないため2時間位かかりました。長い時間のゲームが遊べて大満足です。またこのゲームはセットリストに入れていたので大満足。
どうやら聞き及ぶところによると、高度に訓練されている「アクワイア」は40分程度で終わるようです。株の処理の速さが違うのでしょうね。あと実際に取るべき手はそれほど多くないゲームですので、経験値が物を言います。
序盤の大悪手が結局勝負を決めてしまったのが残念。そんな選択肢を悩ませるような余裕はない局面だったのでした。

プレイ中に遠くから「悪魔城伝説」のBGMが聞こえてきたのが印象的でした。別の部屋でプレイされていたパーティゲーム「フラッシュ」のシンキングタイムBGMだったと判明。名曲過ぎてシンキングできねーよ!

・ブラックビエナ
27枚のアルファベットが書かれたカードから隠された3枚を当てるゲーム。他のプレイヤーからヒントが出されるのでメモ帳片手に推理を詰めていく。
初めてのプレイ。当てるというよりは、ハズレから正解を埋めていくパズルゲームなんだと気づいたのは結構遅めで、過去の自分のメモがまったく役立たずになったのが痛かった。結果は6人とも外して犯人の勝利。
序盤の勘違いが痛かった……。次はもっとうまくできるよ! 多分。
これもセットリストの一つ。

・ラブレター
これもセットリストの一つ。ゲームマーケット(もう来週じゃないですか!)カタログに収録されているインタビューを見て是非にプレイしたくなったゲーム。ミスボドだと必ず誰かが持ってくる! はず! と目論んでいたら案の定でした。ありがとうございました。
ルールがわかったので次回はもっとうまくでるよ!(2回目)

・ワタシワー
すごろくやの「紙ペンゲーム30選」のひとつ。谷山浩子さん発案? なのかな。「時計館の殺人」ですね。ラジオ番組を毎週聞いていました。まさかこんなところで出会うとは。
「ワタシワー」は、自分は何かになりきってヒントを出して行って、当ててもらうゲーム。ヒントを出すときは何故かカタコト日本語。だから「ワタシワー」。
答えの分かった人もヒントを出して、そのヒントがあっていれば「アナタトモダチー」と答え、間違うと「アナタトモダチジャナイ」と答える。ルールには「最後の悲しい一人が出るまで続ける」とあり、片言の日本語といい、ルールが秀逸です。
自分が思いついたのはなぜか鏡。漢字です。ひらがなですと別の意味、というか、人物になるので難易度急上昇。当ててもらえてよかった。

・ニムト
カードいっぱいパーティゲーム。わーっと集まって、わーっと騒いで終わるところが大好きです。カードが詰まった箱が重いのも好きなところ。
初めての人にはちょいとわかりづらいかな、とおもう。かといって遊びこむゲームでもないしなぁ……。いろんなゲームの経験を持ち寄って遊ぶと面白いのだろう。

・ゆっくりあん
これまたパーティゲームの「インディアンポーカー」、「コヨーテ」を東方キャラにしたゲーム。四則演算やら特殊カードやらで結構場の数が荒れるのがいかにも弾幕っぽい(無理やり)。
なんか、連続して私ところに特殊能力カードが来て読み切れない展開なのが辛かった。でも自分の手札がわからないのに他のみんなが私の方を見てしかめっ面で考えこんでるのは面白かった。こんなときどんな表情をすればいいのだろう。自分の手番を考えると笑うこともできやしない。
ヒットポイントチップのイラストがなぜ丸坊主のゆっくりなのか。意味がわからない。

・ボイン星人襲来
母音だけのカードを規定枚数ならべて、その母音に合う言葉を答えるゲーム。ボイン星人。
ワードバスケット」脳をどこかに落としてきた自分には無理ゲーだった。2問答えられたので自分を褒めたい。

来月用のセットリストも作っていこう! ホビージャパンからいっぱい新作が出るので、来月は新作がいっぱいあるといいな。自分もいくつか買おう。あとゲームマーケットの新作。「ラブレター」がほしいな。あるといいなー。「シヴィライゼーション」が出てるといいなぁ。夢は枯野を駆け巡る。
というわけでまた来月を楽しみに、それまでは行きていこうと思うおじゃる丸であった。

主宰者のあきやまさんレポートへのリンク:第8回「ミスボド」レポート - 雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜