「セイルトゥインディア」プレイガイド
ボードゲーム「セイルトゥインディア」についてのプレイガイド。
【前提条件】
- ゲームフィールド版
- 4人プレイ
- 最初の寄港地3枚は初期プレイのそれ
- ゲーム終了はインド到着
【強力な技術カード】
全12枚ある技術カードのうち、強力なのは3枚。初手でこれのいずれかを手に入れる。()内は入手時のコスト。
以下、強力な順。
- 港湾管理(2金)
リスボン・拠点から出港するコマ3個「ごと」に1勝利点を得られる。
3個まとめて出港させるのはむつかしくないため、序盤から終盤まで毎ターン1点を得られる。経験上ゲーム自体は20ターン前後なので、12点はこれで稼ぎ出せる(適当)。経験上の勝利ラインが25点以上のため実に半分を稼げる。ゲーム終了後のボーナス計算は得点コマ制限が解除されるため、25点をゲーム中に稼ぐ必要はないことを考え合わせるとほとんど勝利確定と言っていいほど強力な技術。リスボン周辺で出て帰ってを繰り返すだけでいいのだから。インド? どこそれ?
- 建築学(2金)
船の移動後にアクションポイント不要で建設が可能。建設のため使える局面は限定されるが、ゲーム中の総アクション数が増えることを考えると圧倒的に有利。未開の寄港地カードをめくりそのまま商館を抑えることが理想となる。そのため技術カード「ギルド」「地図」と合わせてめくり商館プレイを徹底したい。商品売却でも勝利点は得られるため、先の港湾管理に比べると得点機会は毎ターンとはいかないが、商品数によって一気に稼ぐことが可能なので得点効率は終盤になるほど高くなる。また先のエリアに拠点を建設することで商品の取り合いから抜け出したい。
- 工場(3金)
商品売却時に追加で1金が発生する。直接勝利点を得られないが終盤入口くらいまでプレイが楽になる。このゲームはとにかくリソースが足りないのでこの「楽になる」というのは相当有利である。資金に余裕をもって人より早く船の速度を上げて未開の寄港地をめくる、拠点を建設し混雑を抜けて商品を抑えやすくする、技術カード「銀行制度」で2金を1勝利点に変換するなどの戦略が選べる。先に2枚に比べると勝利のための選択肢が多いのが特徴。
【手番ごとの初手〜3手について】
【初手】
- 1番手
初期は2金。したがって迷うことなく「港湾管理」を手に入れる。所持金マーカーをリスボンに戻し2個を出港、商品に変換。
- 2番手
初期は2金。2番手が一番微妙。先の説明の通り「建築学」を入手。所持金マーカーをリスボンに戻し2個を出港するが1番手が商品を抑えているため海で待機。
- 3番手
初期は3金。当然ながら「工場」。同様に出港し海で待機。
- 4番手
初期は4金。めぼしい技術カードがないため、まず2金で船の速度を上げる。次に1コマ雇用で手番終了。
4番手はとにかく雇い切り(コマ9個入手)目指すことがテーマになる。雇い切りができるのは1人だけなので手番の不利をこれで覆すのを目標とする。また他のプレイヤーより技術カードの枚数に余裕があるのでゲーム終了時の建設ボーナスを2枚とりたい。
【2手目】
- 1番手
商品売却で+2金。1コマ雇用。
- 2番手
空いた商品に2コマを入れる。それを売却。+2金。
- 3番手
空いた商品に2コマを入れる。それを売却。+3金。
- 4番手
1コマ雇用。4コマ出港。2コマを商品に変換。
【3手目】
- 1番手
1コマ雇用。3個出港。+1点、と行きたいがコマなし。意地で所持金マーカーをつぶしてもいい。
- 2番手
1コマ出港。2つ進めて「コーヒー豆」の商館を建設。所持金マーカーはリスボンへ。
- 3番手
船の速度を上げる。2コマ出港、2枚目の寄港地の商品に変換。
- 4番手
3枚目の寄港地に2コマ進めて商品に変換。4種類売却。+4金、+1点。
【これ以降の展開について】
このあと4枚目をめくるのは誰かという問題になる。できれば3番手がめくりたいところ。以下、それぞれの技術カードの戦略に合わせて進めることになる。またこれ以降の全プレイヤーのテーマとしてコマの雇い切りがある。雇い切りレースは4番手がやや有利なので、4番手はそれを守ること。
航路中盤あたりに拠点を建てると商品争奪から抜け出せるのでやや展開が楽になる。拠点を立てて、そこから出港して、めくって、また拠点を立てて古い拠点はリスボンに戻す、という戦略もある。
まぁ、インドを目指してください。セイルトゥインディアなんだから。インド到着で+2点およびゲーム終了(+3点でもいいとおもう)。
【他の技術カード入手のタイミング】
中盤で終了時ボーナスの技術を手に入れる。1種類は必須、余裕があれば2種類を抑えたい。資金面から3番手がやや有利。
最終盤で技術カードで出遅れてどうしようもなくなったら2枚目に「活版印刷」でもいい。これでなんとか+2点。
それでは、よいインド航路開拓ライフを送られんことを!