リトルエッセンの思い出。

 昨日は、浜松町で開催されたボードゲームイベント「リトルエッセン」に行った。楽しかった。

 と書くと終わっちゃいますな。

 自分は新作は何も買わなかったのですが、友人が買った「コンコルディア」が遊べました。
 前々から当日買って即組み立て、インストは無理じゃないかなと思っていたのですが、なんとその場でニューゲームズオーダーの方によるインストを受けて遊べることができました。いやはやすばらしい。これだけで参加した価値があったように思えるほどすばらしい出来事でした。もっと買ったその場でインストしていただけることが周知徹底されていれば、プレイゾーンの参加者が多かったんじゃないかなと少し残念に思います。まぁ、とはいえ、日曜でしたからみんな買ったらいつものゲーム会にさっそく持ち込みたいよね、というのもわかるだけに……。んでも、その参加した先でインストできるのかな、とはちょっと疑問。1回はインストを受けてからゲーム会に持ち込んだほうがスムーズだと思うのですが。
 
 インストはさすがに立て板に水。滞ることなく説明を受けられました。原文ルール片手にインストする姿も雄々しく(?)見えます。セットアップもちゃっちゃと済ませてはい、ゲーム開始。これ、これですよ、私がリトルエッセンに求めていたものは! 自分の思惑が叶うと嬉しくなりますね。しかも、初対面の方を含めてのゲームと相成りました。これもリトルエッセンならではないでしょうか。見知った人と遊ぶのも楽しいですが、ボードゲームを通して一期一会とはいえ出会えるのは心躍る刺激です。同じ趣味ならまたどこか会うでしょうし、もしかするとこれから何度も会うかもしれない。そういう気持ちいいい出会いにしたいといつも思っています。

 「コンコルディア」はインスト込みで2時間半くらい? ハコガキ90分という、ボードゲームにはあるある詐欺。初めてのプレイでしたし、インスト込みですし。それでも長いなんて思う暇もない。選択肢が多いのと得点計算が最後に1回だけなのとがからみ合って手番が悩ましい。手番が回ってくるまでに状況は変わりますから、考えるだけ無駄だったり。他プレイヤーの妨害をするべきゲームではないので、自分の利益の最大化が他プレイヤーへの牽制につながります。ソリティア感はやや強いものの、しっかりまとまった今風のボードゲームでした。
 なお、コンコルディアの由来はわからない模様。古代ローマ帝国が舞台なんかな? 地中海世界のゲームボードも色使いがいかにもその時代を感じさせるすてきなデザインでした。

 ゲーム終了時の点数計算も先のインスト同様にスタッフさんがお手伝いくださり詰まることなく進められたのも、なんかおもしろかった。それまでのプレイがつながるように点数に変換されて結果につながるさまは得点が1回しかない醍醐味でしょう。得点はカードに書かれた神ごとで全部で7種類くらいあったので、一つ計算が終わることに追いついたり離されたりと面白かった。なお、結果は最下位でした。ひゃっほう! 得点計算のことなんにも考えてなかったよ!

 といったところでしょうか。先約があったため閉会の17時前に去らざるを得なかったのが残念。来年も開催されて、もっとプレイゾーンに人が増えるといいなぁ……。半分も埋まってなかったような。そこが残念だったので、来年に期待したいです。

 ではまた。いつかどこかの時間線でお会いしましょう。できれば。