ここから未来

昨日はミスボドでした。その日記。
これを何のために書いているのか、と考えると、参加された方々にこういう人もいたよ、という伊坂幸太郎的な平衡感覚の提供と、未来の参加しようとしている人たちへのボトルメールのようなものだだろう。もし未来にこれを読んだ人になにかが伝わればいいのだが。そしてそれはとてもSF。星新一の何もしない装置を思い出させる。もっとぐだぐだに。おもったことと、しってほしいことを書き連ねていくのだ。"LIFE must go on."
今回は企画内企画「テキサスホールデムトーナメント」が開催されたり、事前にいろいろプレイヤー募集があったりと楽しそうでした。200人以上もいれば、自分の遊びたい(そしてめったに遊べない)ゲームに興味を持ってくれる人が3〜4人はいるんじゃないでしょうか。統計的演繹法による類推では78%の提案が達成されると証明されています(ただし暗黒の金曜日は除く)。希望のある人はばんばん告知していただければといつも思っています。わたしは「暗黒の金曜日」で遊びたいです。

という大上段で今月も始めましょうか。以下、セトリ。GM新作満載なので好事家の方も安心。

・コバンいただき
分け前コバンをもらったり、投資以上にコバンをもらったりする。後手番は状況決定権があるので有利なんだけど、そのラウンドの得点情報は先手番しか知りえないのでブラフかましたりしてそれをコントロールする。のかな。リードを競りのように提案して、フォローが同意するか吊り上げるかを選択する。
なんじゃないかなぁ。コバンチップをエクスチェンジできないので獲得時に細かくしたほうがいいのかな、位は思った。うまみを演出したいのなら高い目のチップを出すほうがいいんだろうし。そこにも選択肢があるか。最終ラウンドのカードを獲得するがほぼ勝敗を決定づけるので、おり続けたほうが損がすくないんじゃないかなぁ。どうなんだろう。リードの得点がどこからくんのかわかんないのがちょっと残念だった。他は「分け前を得る」っていうタイトルに合致していただけになんか手触りの違いが目立った。次はもっとうまくできる自信があるのでよろしくおねがいいいたします。

ラノベレーベル
「モダンアート」と「フリンケピンケ」を足して牛乳でうすーくのばしたようなゲーム。各プレイヤーは出版社となり流行を作り作家に流行ってるラノベを発注して覇権を競う。
事前にルールは読みおえ、ソロプレイも済まし、エラッタもしらべて万全の体制。作家カードもちゃんと実際にはどの作家にあたるのかも考えておいてあとは遊ぶだけの体制を整えました。このゲーム、判っていたことですがラノベが好きな人があつまってだべりのネタにするのが最高に愉しいです。ファンタジーが流行れば「ああ、ロードス島だ」とかSFは流行れば「タイムリープとかブギーポップとかクオリアとか」「いやそれはおかしい」とかラブコメが流行れば「MF大勝利」とかミステリーが流行れば「富士見ミステリーというものがあってだな」「売れない」とか。こういうのが判る人は遊ぶといいと思います。
ゲーム終了条件がプレイヤーの選択制なので、プレイ感覚が間延びしちゃうかなぁ。カードも全然足りないし。ソツがないつくりなのだけれど、丁寧さがたりないかなぁ。校正、鴎来堂の仕事の重要さを痛感できる。拡張もしくはボードゲーム化が待たれる。

・「少女兵器大戦」
はやすぎたカードゲーム。拡張もでないし……。もっともっと作りこめば面白くなると感じるのだけれど。持ち込んで下さったあらいさんに感謝。空を行く鳩のように感謝。

・「落水邸物語」
ほとんどの時間、こればっかりやってました。超絶変態トリックテイキング。アミーゴ小箱サイズ、カードゲームと一見遊びやすそうなのですが、中身は超絶変態。トリックテイキングを遊び続けた人たちがいたる一つの極北ではないかと思う次第。
3色8枚の24枚でメイフォローのトリックテイキングを行い、得点はトリックごとに変化し、4ラウンドでの合計点を競う。入手しづらくてそのため機会に恵まれなかったのだけれど、これでばんばん大勢に遊ばれることを望んでやみません。
プレイガイドを書こうとおもってます。自分のために。あと会場で某タクヤさんにインストをお願いしたら「したくない」と言われたのがいい思い出です。

「精霊回路ドライヴ」で遊びたかったのでまた今度。

受付しながら「このライトノベルがすごい2015」を読んでました。「ぽんかん?」の読み方を教えていただきました。えー。「?」は機種依存文字なので見るともにゅっとします。もにゅっと。
勝手に毎回やってる課題図書なんですが、今月は「きんいろカルテット!」でした。「このラノ」ランキングでは12位、オーバーラップでは1位でした。俺の目はまだ曇っていない。「このラノ」についても後ほどもっさり書きましょう。ええ、書きますとも。これのおかげで「後宮楽園」の続きが読めそうでなによりです。

二次会はジャンプの話でした。最後は近代麻雀ゴラクの話になってましたが。劇画ジャンプはどこ行った。

「みんなでまもって騎士」が面白そうだったり、「一発逆転タンク戦」がおもしろそうだったり、参加し損ねたものがいくつかありましたので、来月はいっぱい遊べるといいですね、たぶん。
来月の課題図書は「バベロニカ・トライアル」です。みなさまふるってご参加ください。

ではまた。