クーソーしてから寝てください。

このあいだはミスボド第37回でした。3周年おめでとうございます。こないだ2周年について書いたような気がします。これまでもこれからも。もっさり遊んで行くのが好みです。
今回は特別企画が多数ありましたが、私は「カルカソンヌチャンピオンたちの食卓」が印象的でした。もうしわけないので、対戦できなかったのですが、鎬を削る、ようなプレイはスポーツであり娯楽でしたね。ほんと、すごかったです。

さて。
ゲームマーケット直後、言ってよい日でした。ゲームマーケットが連休中開催でしたので、けっこう遊ばれた後のようで、ゲーム置き場に縦横無尽に新作が置かれている風ではなかったように感じましたが、果たして。
ゲームマーケットの件と、さきの3周年のはなしと合わせて感じたのですが、アナログゲームだってちゃんと定常進化を果たしているなぁ、と。ビデオゲームが常に技術の進化と並走してどんどん複雑になっていくのと同様です。ただ、アナログゲームはその進化の軸だけではなくて、言うならファミコンゲームとでも例えるべきゲームも新作として発表され続けている点が異なります。最新鋭の複雑なゲームと、懐かしい手触りのゲームとが同一のゲームシーンに併存する。どちらも歓迎される。それが面白いです。もちろん新作だけではなく、古いゲームだって「レトロゲーム」だなんて照れ隠しをせずに大手を振って遊べる。この雰囲気はアナログゲームボードゲームは出版、本に近い存在なのだと改めて感じます。

という前段から今回のセトリ。

みんな大好きドミニオン。今回から無理やり「暗黒時代」を詰め込んで。「狩場」すげぇな!
togetterまとめをみたところ、終日遊ばれ続けた模様。みんな、遊ばないけど、見てるのは好きだよね。縁台将棋みたいなものか。大勢がルールを知ってる証左でしょう。もっともっとドミニオンで遊びたいし「アドベンチャー」を待っています。

  • 量子カノジョ

ゲームマーケット新作。ついにスタートプレイヤーの1手でカノジョが特定できる能力を得ました。「妹」拡張が待たれます(しつこい)。

ゲームマーケット新作。ちゃんとまとまった好みのゲーム。なお、今回は初手で3パワーのタイルを引いて無事敗北。

  • 知ったか映画研究家

ゲームマーケット新作。ダイスで決まるお題の適当なタイトルの映画を紹介しあう。点数システムはあるけれど、ゲームではなく、ツールですね。「キャット&チョコレート」とはことなり「映画」と決まっているので、これ系が苦手な人でもしゃべりやすいんじゃないかな。支援用にテーマカードも用意されていて配慮は万全。

  • 黒猫ローラと魔法の森

魔法を使えるゲームが好きですね、デジタルでもアナログでも。「紋章使い」とか。このゲームでは黒猫ローラがプレイヤーの目論見を邪魔するところが面白いです。読み切れる程度の妨害ではありますが。ぶれる要素の少ないゲームで好みは判れるところでしょうか。私は雰囲気、目的、テーマなどなどが大好きです。

  • クラフトワーゲン

ゲームマーケット発売の新作。「ランカスター」の小クラマー。勃興する自動車市場のメーカーとなって、熾烈な販売競争、開発競争、そしてカーレースで勝利を目指す。「オートモービル」「カンバン」とは異なってレース要素があるのがひねりどころ、か。
3ラウンドで終わっちゃうのであっさりした印象。とにかくボードが青いので、あそんでてすこし寂しい気分になったなぁ。

  • ダンジョンオブマンダム

オインク版は初めて。雰囲気的にはドット絵のゲームっぽさが好みかなぁ。
ぶっこむと死んじゃう。男らしさってそこなのか。そこなのか。そこにあるのか。あるのか。

やっぱり楽しいゲシェンク。今回はゲーム勘の鋭い人たちばかりだったのでとびきり愉しかったです。

というところでしょうか。
今月の課題図書はスペースプローブ。いいか、もう二度とこの本を話題にするなよ!
なお、来月は欠席の為課題図書はありません。

ではまた。