落水邸物語プレイガイド〜我殿引水〜

「落水邸物語」のプレイガイド。

<前提条件>

  • 4人プレイ
  • 基本ルール

<考察>
勝利条件は4ラウンド後に最多得点。得点方法は2種類。
ひとつは毎ラウンド中のトリックから獲得する2色の規定得点カードを絶対値で減算する。つまり青のトリックだけをとれば7点で1ラウンドの最多得点となる。これを4ラウンドなので28点が理論上の最高点となる。
毎ラウンドの得点は青赤青赤青赤なので、1、3、5トリックだけ獲得すればよい。……トリックテイキングでは全トリックを取るのは出来なくはないが、交互にとるのは無理に近いのだけれど。ちなみにこのゲームで全トリックをとると1点。ほかのプレイヤーがゼロ点なので状況次第。
もうひとつの得点方法が「そのラウンドで単独ゼロトリック」で3点。これは「単独」が難しい条件。

まずプレイヤーが慎重になるべきは、プロットフェイズでの自身の手番が3番、4番のときのプレイだ。とりわけ4番を大切にしたい。プロットフェイズでは後から置け、つまり「誰にトリックを取らせるか」を決定できる。
したがってラウンド開始時に自身の手番が3、4になるのはいつかをまず確認する。

プレイ順はスタートプレイヤーから順に

1:1-4-3-2-1-4
2:2-1-4-3-2-1
3:3-2-1-4-3-2
4:4-3-2-1-4-3

となる。スタートプレイヤーは3回、2番手はは2回、3番は3回、4番は4回その手番がある。明確に2番手が不利である。ただ終盤トリックのプロットはコントロールなんて言ってる場合ではないけれど、それを理解しとけばハンドコントロールが成立する。
1番手は5、1トリック。1トリック目は1点確定で、2トリック目のリーダーとなるため、最大値(7点)が達成できる場合以外ではとらなくてよい。つまりスタートプレイヤーは1トリック目をいかに「取らないか」をまず考えることとなる。
2番手は4トリック目。赤。得点は最大で3点。ゼロトリックと同じなので、降りるのも選択肢だ。
3番手は4番が1回。後半3トリック目(青)にその手番がくる。手札は3枚。ここまでにハンドコントロールをしっかりしておきたい。3トリックは青かつ2点か4点なので、4点ならここだけでもとりたい。
4番手はコントロール回数が多い。まずもっともカードの多い6トリック目に4番手となる。ここは赤トリックなので最善手としてはとるべきではない。誰に取らせるかを決定できる。取ってしまったプレイヤーは偶数トリックのみを獲得するのを目指さなければならない。このコントロール権を最大限に活用したい。得点トップに取らせたいところだ。

いったんここまで。