ボードはどこへ行った?

昨日はミスボドでした。楽しかったよ!

最近、いろいろしゃべってるほうが愉しくてゲームを遊んでないのでは、と考えていました。ミスボドですと受付をお手伝いしているため、しゃべってることが多くなるのですが、それでもなんとか1つながーいゲームを遊ぼうと計画して臨んだ回でした。

結果:ドミニオンやってた。

3回連続でプレイするほど愉しかったので満足なのですが、ボードを使ってないのが当初の計画とはずれてしまってちょっと心残り。「トーレス」「チグリスとユーフラテス」「マンモス」「アーバニゼーション」で遊びたかった……。「シヴィライゼーション」を遊べる日は来るのでしょうか。あとクイーンゲームズのイエローウェーブシリーズがボードゲームレーベル最後の砦じゃないだろうか、と最近思ってます。
まっさらなボードにいろいろ置かれていって、ゲームが進んでいくさまを見届けたいのです。コマが増えて終わりに近づくの感じたり、減っていって終わりが見えるのを感じたり。思考の足跡で風景が変わっていく過程と結果を見届けて楽しみたいのです。具体的には「トーレス」のように城が組みあがっていく、風景が変わっていくのを楽しみたいなぁ。「チグユー」はアナログでは遊んだことがないので、どうなるのか楽しみにしています。また誘いますのでご一緒ください。あ、チグユーはインストできるほどルールを知らないので、インストからお願いします(ボトルメール)。
ボードと言えば、最近のゲームデザインのトレンドは四角くないボードですかね。個人ボードよりは共通ボードのほうが好みです。でもって、バカファイアさんの新作がすっとんきょうで面白そうでした。「そう」ではなく、おもしろいです(断言)。スポーティングソルト(合掌)。

という前振りから遊んだリストと短評を四季報なみのクオリティで。

・名前をよんで
ロシアのゲーム! 初めてです。アナスタシアが(以下略)。
これまたすっとんきょうなキャラクタが書かれたカードに名前を付けて覚えておく。2回目以降の登場時にその名前を呼ぶと場のカードをすべて獲得してこれが得点となる。ひとひねりは「各プレイヤーが最後に獲得したキャラクタの名前は呼べずに「なんだろう?」ということ。このなんだろう、がすさまじくむつかしい! メモリからすぐにリアクションだけで勝てずに、わずかに状況処理が必要になってしまうのです。
結果は手も足も出ず。あと大声出してごめんなさい。

ドミニオン
みんな大好き、ルールを知ってるけど、誘うと断られるゲーム筆頭。
今回のサプライでは抑留、1金、1勝利点トークンすべてを使えてたのしかったです。記念碑強すぎ説。見せ場としては願いの井戸で見事金貨をあて、属州を手に入れた瞬間でしょうか。勝てませんでしたが。ドミニオン道はまだまだ長い。あと、寵臣、辺境伯、ならず者などがそろったサプライはクソ。

・光より遅く
いま(ごくごく一部)で話題沸騰のゲームポエム。
今回の物語は「人狼疑惑から裁判となり、村を追放された4人が真相を突き止める」でした。それぞれが1人となり、手紙のやり取りと記憶から真相へと迫る物語はぜひ読坂雄二に書いてほしいと思いました。結局、真相は光の果てへととびさり、ふたたび会うことない4人それぞれがそれぞれの真相を胸に新しい暮らしへと移ろっていくのでした。人は人に。人狼はふたたび人狼として生きるために。

そして翌日の今朝。出来立ての朝日の中ソファーに腰かけ、最後の届かなかった手紙を読みました。虹川さんからのそれが愛しかありませんでした。そしてこれがおそらく最後の手紙でしょう。

・GOLD
ロバゲー。 「クーハンデル」とかそうなんですが欧州ではロバってなんかの象徴なんですかね? 場にでた5枚の得点カードを手に入れたりマイナス点のロバカードと入れ替えたりする。手番に恵まれてこれは勝利。

2次会でしみじみ語ってたのですが、ボードゲームで勝った経験ってほとんどないですね。もちろん勝つために全力を傾けるのですが、ぜんぜん足りないなぁ、と。という話をしていて「将棋なら繰り返し遊んで、その上いつか勝てる日が来て、勝つための力が身に着く」ということ、その反対として大多数のボードゲームではこの「勝てる力」に対してデザインとしてランダム性が導入されていて、どこか究極の地点で経験ではどうしようもない局面がおとずれるし、そこに面白味がある場合が多いという認識の共有が得られました。それを美点とするか汚点かは好みでしょう。

というところで今月のミスボドでした。バレンタインデーでしたので、名札が可愛かったですね。クリスマスなど芸コマです。
「1st&goal」のためにルールと今風のアメフト知識を勉強します。「マスクメン」と同じで、その知識があるとないとでは全然違うと思えるのです。アメフトの知識はファミコンの「タッチダウンフィーバー」くらいなので楽しいです。ラン主体が正解だと思ってしまうのは古いのでしょうか。ヒーローがージョー・モンタナで止まってるようでは先が思いやられます。まずはNFLのサイトを読んだので来週からNFK倶楽部を見るとします。

今月の課題図書は「ミラクルチロル44キロ」でした。あらいさんが読んでて「タイトルとカバーイラストはよかった」と評価は同一でした。ちなみに続編の「マジカルパンプキン」を読んでたのはわたしだけでした。メガミ文庫に合掌。「ナナヲチートイツ」初版8000部を忘れない。
来月の課題図書は「さよならの次にくる <卒業式編>(似鳥鶏 創元推理文庫)」です。カバーイラストのめがねの女生徒はいったい誰なのか。みなさま、ふるってご参加ください。