面白かった1冊完結のライトノベル

長いシリーズもののライトノベルはちょっと…そんな方にオススメしたい一巻完結のライトノベル! : 本達は荒野に眠る
これをよんで、なるほど、私が好きなのは入っていなかったのでそれについて熱意をもって書こう。

  • 麗しのシャーロットに捧ぐ

一読、釈然としない。それほどに入り組んだ物語。読み終わって気づくのだが、なによりタイトルがよい。「狂い壁狂い窓」が好きな人にはお勧めできる。

  • 幽霊列車とこんぺい糖

富士ミス2連発。この2冊だけ読んどけばいいんじゃないかな、富士ミスは。作者の双璧を成す傑作「あまがみエメンタール」も必読だ。

  • うさぎの映画館

うさぎの映画館 (電撃文庫)
殿先 菜生
メディアワークス
売り上げランキング: 1,726,357
いまメディアワークス文庫を中心にしてもりあがってる個人事業主ミステリ短編の嚆矢と言えるか。骨とう品店を舞台にした連作ミステリ。ひとつひとつがちょっとずついい話。

ほうかごのロケッティア (ガガガ文庫)
大樹 連司
小学館
売り上げランキング: 374,622
電波女とワケアリ男。夏と南の島。これだけで身が震える人は読まなければならない。

  • ピクシー・ワークス

夏と戦闘機と少女たち。これまたこの言葉で身が震える人は読まなければならない。なぜ飛ぶのか。面白いからに決まってるだろ!

  • 世界が終わる場所へ君をつれていく

突然現れる少女と、世界の終わり。少年は世界の果てを少女と目指す。あの時、やまほど出てきたセカイ系、なんだろう。けど、セカイなんてどうでもいいのもセカイ系の特徴だろう。ほんと、特になにもなく、終わります。たぶん、ほんとの終わりもこんな感じなんだろう。

  • 旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。

これもまたセカイ系。意味がなくって行く常夏の世界で、ただただスーパーカブでどこかに向かう。その日まで。

  • ラスト・ビジョン

ラスト・ビジョン (電撃文庫)
海羽 超史郎
メディアワークス
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夏と少女と孤島と、それだけじゃないなにか。「プリズマティカリゼーション」好きにはたまらない1冊。「バベロニカトライアル」の続きはよ。

  • 絶望同盟

絶望同盟 (一迅社文庫)
十文字 青
一迅社
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十文字青最高傑作。異論は裏山に穴掘って叫んでくれ。それくらい青春なんて恥ずかしいものがここに埋まっている。

  • 超潜航学園デルファータ

海に沈んだ世界と、思い出の中から帰ってきた少女。謎の敵と世界の謎。少年と少女の出会いが世界を変える! よくあるラノベなんですが、言葉遣いがいちいちよくって、印象に残ります。終わってないからな!!!!

  • MA棋してる!(1)

MA棋してる!(1) (富士見ファンタジア文庫)
三浦 良
富士見書房
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タイトルを見てほしい。(1)だ。(2)はない。早すぎたんだ……。

  • アルテミジアの嗜血礼賛

アルテミジアの嗜血礼賛 (一迅社文庫)
一迅社 (2015-02-06)
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吸血鬼ヒロインがその血の味を評する、いわゆるグルメものである。ほんのりミステリ風味で読了感もここちよい。続きが出てほしいのだが、いかんせん扇智史は1冊完結ラノベマニアにはおなじみの作家ではある。「塔の町」は傑作なのでぜひ読んでほしい。

終わってないからな!

1冊になってしまったのか、物語の力が1冊分だったのか。「ミミズク」は1冊でいいじゃないか「塩の街」だって1冊だ。